

秋川渓谷に日帰りラボ旅行 / One-day Lab Trip to the Akigawa Valley
2023年以来、3年ぶりに秋川渓谷にマス釣り+BBQと大岳鍾乳洞の日帰りラボ旅行に行きました。3年前はものすごい暑さの中、こっちも暑いけど研究所よりはまだマシ、という感じだった記憶です。その後、2024、2025年もまたさらに輪をかけたような暑さでした。ところが、今年はエアコンなしでも寝苦しい夜はそんなになく、太陽が出ている日も少なく、かなり楽な夏だったと思います。最近がずっと暑過ぎたせいで、私が子供の頃はこんな感じだったんだろうか、とかもう思い出せなくなってしまいました。まあ確かに、夏休み終わって死ぬほど暑い、って記憶もなかったような気もしますし、そもそも小中高と教室にエアコンがなくても、暑いなりに学校生活は送っていたということは、こんな感じだったのかもしれません。 話が逸れましたが、またみんなでニジマスを釣って、焼いて食べました。肉も飲み物も買って行ったので、十分な量があったと思います。3年前と同じように鍾乳洞にも行けました。2回目の人もいれば、初めての人もいて、入れ替わりを感じました。参加する子供が増えたのも賑やかになってよかったです。.


4倍体iPS細胞の樹立とその心筋細胞分化への応用についての成果を発表 / Establishment of Tetraploid iPS Cells and Their Application to Cardiomyocyte Differentiation, Published
私達の身体を構成する細胞のほとんどは、各染色体を両親から1本ずつ受け継いだ2倍体ですが、心筋細胞や肝細胞などの一部の細胞は、成熟するにつれて染色体数を倍加させることが知られています。人間では思春期を過ぎた頃に、心筋細胞の80%以上が各染色体を4本ずつ持つ4倍体になっていますし、肝細胞では8倍体や16倍体細胞も存在します。心筋細胞も肝細胞もiPS細胞から分化させて医療に応用されることが期待されていますが、これまでこの倍数性にはほとんど注意が払われてきませんでした。iPS細胞から分化させた細胞は、一般的にどの細胞種でも未熟で胎児期の状態に近いと考えられていますが、心筋細胞もまたほとんどが2倍体に留まり、4倍体化はほとんど起きていませんでした。 そこで私達は、発想を完全に逆転させました。2倍体iPS細胞から分化させた心筋細胞を4倍体へと成熟させるのではなく、iPS細胞自体を4倍体にしてから心筋細胞に分化させれば4倍体心筋細胞が得られるはずだと考えたのです。同時に、これまで多倍体化は、心筋細胞や肝細胞が成熟した原因なのか結果なのかは不明でした。4倍体i


星名直祐博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Naosuke Hoshina
早稲田大学高等研究所のの星名直祐さんに医学研セミナーをしていただきました。星名さんと私は、大学学部時代の同級生でした。これでセミナーにお呼びした同級生は、3人目です。あと何人か呼べます。ものすごく久しぶりにお会いできました。もしかすると大学院卒業以来だったかもしれません。 星名さんは、大学院生の頃から今に至るまでProtocadherinに関する研究を続けており、この日もProtocadherinが脳神経ネットワーク形成のための分子コード(の一部)である、というお話をしてくれました。学部や大学院時代の坂野研の研究を思い出す(星名さんは坂野研ではなかったですが)、興味深いお話でした。質問も非常に多く出て、活発な議論ができました。セミナー時間を延長したくらいです。 セミナーの後は食事をご一緒して、昔話から、お互いの留学時代の話、家族の話、今の研究の話をすることができました。非常に有意義な時間を過ごせました。ありがとうございました! Naosuke Hoshina from the Waseda Institute for Advanced Stu


Tokyoふしぎ祭エンス 2026@日本科学未来館 / Tokyo Science Festival 2026@ Miraikan
今年もお台場の科学未来館で開催されたTokyoふしぎ祭エンスに、アガロースゲル電気泳動でDNA鑑定を行う体験イベントで参加しました。今年で3年連続です。そして、3年連続で日本ジェネティクス様のイルミネーターをお借りして実施することができました。このイルミネーターのスイッチを入れたときが一番盛り上がります。いつもありがとうございます。感謝です。 昨年は私の海外出張の直後だったため、安田さんと篠﨑さんに主導してもらいましたが、今年はもうやれるだろうと思って、最初から全部2人に主導してもらいました。私は裏方に回りましたが、もう私がいなくてもやってくれそうです。心強い限りです。2人に感謝です。さらに後進の育成も進められそうで、私が前に出て話すのは引退になりそうです。また話したくなったら、1回くらいやらせてもらうかもしれませんが。 昨年は、完全事前予約制だったため、空席ができてしまったこともあったのですが、今年は空席がある場合は飛び入り参加も認められたので、多くのお子さんに体験してもらえました。イベント自体も進化して、よくなっていると思います。...


木下さん、芹田さん歓迎花見 / Miyu Kinoshita & Hiroto Serita Welcome Hanami (Cherry Blossom Viewing)
今年は木下さんと芹田さんが修士1年として研究室に加わってくれましたので、歓迎の花見に行きました。2年目の参加となった赤ちゃんも成長を見せてくれました。よく食べる。木下さんも芹田さんも、研究楽しみながら大いに活躍してくれることを期待してます! This year, Miyu Kinoshita and Hiroto Serita joined our lab as first-year master’s students, so we went on a cherry blossom viewing to welcome them. The baby, who joined us for the second year in a row, has really grown. She’s such a good eater. We look forward to seeing both Miyu and Hiroto thrive and make great contributions while enjoying their research!


日本再生医療学会総会in神戸 / Congress of the Japanese Society for Regenerative Medicine in Kobe
升本先生の医学研セミナーと話が前後してしまうのですが、今年も再生医療学会に参加しました。今年は神戸で開催されました。久しぶりだった気がします。ありがたいことに今年も口頭発表に選んでもらえたので、4倍体iPS細胞の話をすることができました。医学研セミナーをお願いした坂口先生、升本先生ともお会いしてお食事もご一緒できたのでよかったです。懇親会ではプロジェクションマッピング?を活用したパフォーマンスも素晴らしかったです。来年もまた良い発表ができるように研究進めます。 This was actually before Dr. Masumoto’s Institutional Seminar (my previous blog post), but I attended the Japanese Society for Regenerative Medicine conference again this year. It was held in Kobe this time. It felt like it had been a while since


升本英利博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Hidetoshi Masumoto
京都大学医学部の升本英利先生に、医学研セミナーをしていただきました。升本先生も坂口秀哉先生と同じように、私がとある研究費の申請に向けて、心臓オルガノイドを研究されている方とお話ししたいなー、と考えていたところ、これまたとあるきっかけで本当に升本先生とお話しする機会を得ることができました。とある、ばっかりですけども。 いろいろな形の心臓オルガノイドが開発されてきていますが、升本先生のオルガノイドはいくつかの形態があり、目的によって使い分けるというのがおもしろいです。動物に移植した先で、オルガノイドにちゃんと血管網ができてくるというのも驚きでした。また、COVID-19感染症のモデルとしてもオルガノイドが活用されていることも勉強できました。 私達もiPS細胞から心筋細胞を作っているので、活用してもらえるのではないかと期待しています。何かしらお役に立てると良いです。 この日は升本先生のご発表が昼過ぎでしたし、先生は京都に帰らないといけなかったため、お食事などはご一緒できませんでしたが、このセミナーのすぐ前にあった再生医療学会では夕飯をご一緒するこ


張さん最終講演/Kai Zhang's Final Seminar
今年もまた、研究室を巣立つ人を見送る季節になりました。今年は張さんに最終講演をしてもらいました。家族のことから、小さい頃の話も含めてこれまでの道のりを話してくれたので、国や地域による文化の違いも感じることができて興味深かったです。張さんは、学部時代の研究とはかなり内容の異なる私達の分野に、修士課程から飛び込んできてくれたのですが、理解力と吸収力を発揮して、4倍体iPS細胞樹立方法に関する研究や、心臓疾患iPS細胞モデル作製を進めてくれました。毎年言っていますが、引き継いで論文にしたいと思います。いったん、博士課程進学に向け準備期間を設けるとのことですので、次のステップでの活躍を期待しています。また、この日は不参加となりましたが、4倍体iPS細胞研究をリードしてくれた中島さんも、民間企業へと旅立ちました。みなさんの健康と飛躍を祈っています。 Bon Voyage!! Once again, it’s that time of year when we bid farewell to those leaving the lab. This year,


坂口秀哉博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Hideya Sakaguchi
昨年成育医療研究センターに着任された、坂口秀哉先生に医学研セミナーで講演していただきました。私がとある研究費申請について思案していた際に、共通の知人にご紹介いただきました(なんだか結婚式の馴れ初めみたいな言い方ですが)。熊本大学医学部をご卒業ということで、もしかすると、と思ってお尋ねしたところ、私の叔父の田中英明医学部教授(故人)とお話しされていた、というご縁もありました。 今回、坂口先生は笹井研でのオルガノイド(当時はオルガノイドとは呼んでいなかったが)の発祥から現在に至る研究の歴史を、ご自身の研究だけでなく、神経オルガノイド分野全体について説明してくださいました。非常に教育的でした。あのパッケージで、全国の大学で授業をするべきだと思います。また、改めて笹井先生の早世が惜しまれました。 もちろんご自身の研究についてもお話ししただきました。海馬オルガノイドを作製するために、脈絡叢が一種のオーガナイザー的に機能する、というのが興味深かったです(私の誤解でなければ)。また、作製したオルガノイドをバラバラにして2次元で培養する、というアプローチも今


高山順博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Jun Takayama
東北大学医学部の高山順博士による医学研セミナーを開催しました。高山さんと私は、大学学部時代の同級生で、一緒に授業を受けたり、実験したりと、いろいろ思い出があります。私が分担者となった、とある研究費申請の際に、高山さんもたまたま同じ申請の分担者になっていることに気付いたことから、私が講演を依頼しました。前々から感じていましたが、最近特にこの世界の狭さを実感しているので、品行方正に研究に取り組むことの大切さを改めて自分に言い聞かせています。 高山さんは、日本人の標準ゲノム配列を作製して、AMED理事長賞を受賞しています。今回のセミナーでは 主に その作製過程を解説してくれました。また、臨床現場でどのようにゲノム配列解析が活用されているかについても、知ることができました。よくよく考えると、そもそも「日本人」とは何か(もちろん国籍という意味ではなく、人種、というか人の集団として)ということですら、実は単純ではなく、今まであまり意識していなかったことを考えさせられました。広く使われている、 いわゆる 「標準ゲノム配列」もそれなりに偏っている、ということも



















