

木下さん、芹田さん歓迎花見 / Miyu Kinoshita & Hiroto Serita Welcome Hanami (Cherry Blossom Viewing)
今年は木下さんと芹田さんが修士1年として研究室に加わってくれましたので、歓迎の花見に行きました。2年目の参加となった赤ちゃんも成長を見せてくれました。よく食べる。木下さんも芹田さんも、研究楽しみながら大いに活躍してくれることを期待してます!


日本再生医療学会総会in神戸 / Congress of the Japanese Society for Regenerative Medicine in Kobe
升本先生の医学研セミナーと話が前後してしまうのですが、今年も再生医療学会に参加しました。今年は神戸で開催されました。久しぶりだった気がします。ありがたいことに今年も口頭発表に選んでもらえたので、4倍体iPS細胞の話をすることができました。医学研セミナーをお願いした坂口先生、升本先生ともお会いしてお食事もご一緒できたのでよかったです。懇親会ではプロジェクションマッピング?を活用したパフォーマンスも素晴らしかったです。来年もまた良い発表ができるように研究進めます。


升本英利博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Hidetoshi Masumoto
京都大学医学部の升本英利先生に、医学研セミナーをしていただきました。升本先生も坂口秀哉先生と同じように、私がとある研究費の申請に向けて、心臓オルガノイドを研究されている方とお話ししたいなー、と考えていたところ、これまたとあるきっかけで本当に升本先生とお話しする機会を得ることができました。とある、ばっかりですけども。 いろいろな形の心臓オルガノイドが開発されてきていますが、升本先生のオルガノイドはいくつかの形態があり、目的によって使い分けるというのがおもしろいです。動物に移植した先で、オルガノイドにちゃんと血管網ができてくるというのも驚きでした。また、COVID-19感染症のモデルとしてもオルガノイドが活用されていることも勉強できました。 私達もiPS細胞から心筋細胞を作っているので、活用してもらえるのではないかと期待しています。何かしらお役に立てると良いです。 この日は升本先生のご発表が昼過ぎでしたし、先生は京都に帰らないといけなかったため、お食事などはご一緒できませんでしたが、このセミナーのすぐ前にあった再生医療学会では夕飯をご一緒するこ


張さん最終講演/Kai Zhang's Final Seminar
今年もまた、研究室を巣立つ人を見送る季節になりました。今年は張さんに最終講演をしてもらいました。家族のことから、小さい頃の話も含めてこれまでの道のりを話してくれたので、国や地域による文化の違いも感じることができて興味深かったです。張さんは、学部時代の研究とはかなり内容の異なる私達の分野に、修士課程から飛び込んできてくれたのですが、理解力と吸収力を発揮して、4倍体iPS細胞樹立方法に関する研究や、心臓疾患iPS細胞モデル作製を進めてくれました。毎年言っていますが、引き継いで論文にしたいと思います。いったん、博士課程進学に向け準備期間を設けるとのことですので、次のステップでの活躍を期待しています。また、この日は不参加となりましたが、4倍体iPS細胞研究をリードしてくれた中島さんも、民間企業へと旅立ちました。みなさんの健康と飛躍を祈っています。 Bon Voyage!! Once again, it’s that time of year when we bid farewell to those leaving the lab. This year,


坂口秀哉博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Hideya Sakaguchi
昨年成育医療研究センターに着任された、坂口秀哉先生に医学研セミナーで講演していただきました。私がとある研究費申請について思案していた際に、共通の知人にご紹介いただきました(なんだか結婚式の馴れ初めみたいな言い方ですが)。熊本大学医学部をご卒業ということで、もしかすると、と思ってお尋ねしたところ、私の叔父の田中英明医学部教授(故人)とお話しされていた、というご縁もありました。 今回、坂口先生は笹井研でのオルガノイド(当時はオルガノイドとは呼んでいなかったが)の発祥から現在に至る研究の歴史を、ご自身の研究だけでなく、神経オルガノイド分野全体について説明してくださいました。非常に教育的でした。あのパッケージで、全国の大学で授業をするべきだと思います。また、改めて笹井先生の早世が惜しまれました。 もちろんご自身の研究についてもお話ししただきました。海馬オルガノイドを作製するために、脈絡叢が一種のオーガナイザー的に機能する、というのが興味深かったです(私の誤解でなければ)。また、作製したオルガノイドをバラバラにして2次元で培養する、というアプローチも今


高山順博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Jun Takayama
東北大学医学部の高山順博士による医学研セミナーを開催しました。高山さんと私は、大学学部時代の同級生で、一緒に授業を受けたり、実験したりと、いろいろ思い出があります。私が分担者となった、とある研究費申請の際に、高山さんもたまたま同じ申請の分担者になっていることに気付いたことから、私が講演を依頼しました。前々から感じていましたが、最近特にこの世界の狭さを実感しているので、品行方正に研究に取り組むことの大切さを改めて自分に言い聞かせています。 高山さんは、日本人の標準ゲノム配列を作製して、AMED理事長賞を受賞しています。今回のセミナーでは 主に その作製過程を解説してくれました。また、臨床現場でどのようにゲノム配列解析が活用されているかについても、知ることができました。よくよく考えると、そもそも「日本人」とは何か(もちろん国籍という意味ではなく、人種、というか人の集団として)ということですら、実は単純ではなく、今まであまり意識していなかったことを考えさせられました。広く使われている、 いわゆる 「標準ゲノム配列」もそれなりに偏っている、ということも


Jonathan Arias博士の医学研セミナー / Institutional seminar by Dr. Jonathan Arias
本当は12/12に対面のはずでした… This was supposed to be in person on December 12th... 1月だったので、もうだいぶ経ってしまいましたが、リトアニアVilnius UniversityのJonathan Arias博士に、医学研セミナーで話してもらいました。本当は来日に合わせて、研究所にて対面で実施する予定だったのですが、出発当日に隣国から気球が飛来し、リトアニアの全空港が閉鎖されるという不運に見舞われ、来日自体が叶わず、当然セミナーも実施できませんでした。時期を遅らせて、オンラインでの実施になりました。 iPS細胞財団が、より多くの人に適用できる細胞を提供するために、主なHLA型がホモ接合型のドナーからiPS細胞を樹立していますが、Jonathan達もリトアニアで同様の試みを進めているそうです。今回のセミナーでは、その概説をしてくれました。同じヨーロッパでも、やはり各地で遺伝的背景は異なっており、リトアニアでも独自のSNPが観察されたそうです。話はバイキング時代のことにも及ぶなど、非
2025 Year-End Review / 2025年総括
2025年の良かった点: 個々のヒトiPS細胞に起きるゲノム編集パターンの解析結果を論文として発表 松本さんが開発したDNA組換え活性の高いCas9をスクリーニングする系を論文として発表 多くの学部生がインターンとして加入 都立病院との共同研究で患者さんの遺伝型を再現するiPS細胞樹立 篠﨑さんが日本学術振興会特別研究員(DC1)に採択 黄さん が第48回日本分子生物学会年会 MBSJ Poster Award 2025受賞 中島さんが International Society for Stem Cell Research (ISSCR) 2025 Travel Award受賞 学生さん達が国内外学会でたくさん発表 海外出張3回 2025年に改善が必要な点: 論文発表(毎年) 研究費獲得(毎年) 特許の有効活用 研究環境改善 2025年は、ヤマハ発動機の方々との共同研究で、iPS細胞のゲノム編集結果を解析してきた成果を論文として発表することができてよかったです。松本さんが広島大学時代から続けていた研究も論文としてまとまり、安心しました。


青梅看護学校講義 / Lecture at Ohme School of Nursing
昨年に引き続き、今年も青梅看護学校にお声かけいただいて、講義をさせていただきました。これから看護師として活躍されるみなさんの仕事とは直接関係ないかもしれませんが、多少なりとも何かしらの情報をお伝えできていれば嬉しいです。昨年より、ゲノム編集の応用についての情報を増やしたつもりでした。 やっぱり、茶畑の感じとか、私が育った青梅市の隣の入間市に似ています。 Following last year, I was once again invited to give a lecture at Ome School of Nursing this year. While it may not be directly related to the work they'll be doing as nurses, I'd be happy if I managed to share at least some useful information. I tried to include more details about the applicati


相同組換え活性の高いCas9改変体をスクリーニングする手法の開発 by 松本さん/Development of a screening system for Cas9 variants with higher HDR activities by Daisuke Matsumoto
CRISPR-Cas9の登場以降、ゲノム編集による遺伝子治療の研究開発が加速し、実際に治療薬が実現するに至りました。現在のゲノム編集を用いた遺伝子治療では、疾患に関連するDNA配列を破壊することで治療を実現しています。その一方で、DNA配列破壊の仕方はランダムであり、DNA配列の破壊による副作用の可能性はゼロとは言えません。そのため、可能な限り疾患関連配列を健常者の配列に修復するような治療ができれば理想的です。そのような修復には相同組換え修復機構を利用します。そこで、本研究では相同組換え修復によって編集された細胞を選抜するシステムを応用して、切断後にHDRが起こりやすいCas9変異体のスクリーニング法を開発しました。スクリーニングによって獲得した一つの変異体において、野生型Cas9よりも高いHDR効率を示すことがわかりました。しかし、その結果には標的配列依存性がありました。今後は、より大規模なスクリーニングが可能な方法に改良していき、より多くの変異体ライブラリからの探索をすることで、相同組換え修復がより優位になるより良いCas9変異体を獲得してい

















